雨漏り修理|瓦雨漏り 複数の場所 下葺き劣化
今年も新潟市近郊ではソラマメが出荷となりました。ソラマメを生産している親戚に立ち寄る機会があり、話を聞いてみると、通常5月末から1週間くらいの短い期間のみ楽しめる初夏の味覚だそうです。例年の新潟は、ソラマメを楽しんで少しすると梅雨になるのですが、今年はどうでしょうか?
梅雨に入ると、増えてくるのが雨漏り修理のお問合せです。
先日ご依頼いただいたお客様は、なんと今回で3回目の修理のご依頼でした。
念のため言っておきますが、勝視商事の修理が悪いわけではありません。
経緯を説明すると
1回目のご依頼・・・2F大屋根東面(瓦)複数個所からの雨漏り
原因:下葺きの劣化
結果:下葺き交換、下地交換、瓦部分葺きなおし 雨漏り修理完了
1回目のご依頼・・・1F屋根(瓦)、2F屋根西面(瓦)複数個所からの雨漏り
原因:下葺きの劣化
結果:下葺き交換、下地交換、瓦部分葺きなおし 雨漏り修理完了
3回目のご依頼・・・1F玄関屋根(瓦)からの雨漏り
原因:下葺きの劣化
結果:下葺き交換、下地交換、瓦部分葺きなおし 雨漏り修理完了
一つの建物で、複数個所の雨漏りが複数年にわたって発生したため、3回のご依頼をいただいたわけです。こちらの案件ですべての雨漏りの原因になっているのは「下葺きの劣化」です。瓦は非常に優秀な屋根材ですが、構造上、完全に水が入らないわけではありません。万が一水が入った場合のため、2次的な防水の役割を果たす「下葺き材」というものが瓦の下に葺いてあります。この下葺き材が劣化すると、そこから水が回り、水により下地の木が劣化(腐る)し、瓦自体がずれたりします。ここまでくるとかなりの雨漏りが発生します。
今回ご依頼いただいたお客様の建物は、新築よりある程度の年数が経過し、下葺きが全体的に劣化していると思われます。下葺きの劣化は場所や日当たり、風当りなどの条件によって差が出ますが、1~3回目の修理箇所はおそらく劣化する条件にあてはまり、特に劣化が早く進んだところだと思います。
「何回も修理するのが面倒!」「次の雨漏りがいつ起こるか心配」という場合は、建物すべての瓦をおろし、下葺きと下地を全体的に修理する事をおすすめしますが、天気が1週間ほど続く季節での施工が理想で、また費用面もそれなりの金額になってしまいます。