雨漏り修理|防水改修工事 適材適所防水の種類
昨日は現在ご相談をいただいている防水改修工事の現場確認をしておりました。大した時間ではないですが寒い寒い!おまけに現場を見始めたら雨風も強くなり、「そろそろ押入れから防寒着を引きずり出さないとまずいな」と帰宅後ダウンやら冬用の作業着やらを準備しました。なんかあっという間に冬が来そうな気がします。
冬も迫りどんどん防水工事がしにくくなっていく季節ですが、現在雨漏り修理のご相談を複数いただいております。これからは天候が防水向きの日は少ないので、早め早めの準備が必要です。
ご相談いただいている現場の一つは鉄骨造ALC外壁の建物屋上です。現在シート防水が施工してありますが、ジョイント部分が切れています。こちらは工期や施工後の雨漏りの危険性を考えてシート防水の絶縁工法で見積もりさせていただきました。
お施主様からは
「できるだけ早く、できるだけ安く・・・」とご希望されましたが、
「この建物だとこの防水工法がベストです。ほかの工法では後々雨漏りの危険性がありますし、価格的にも標準的な工法です。」と説明させていただき見積もりいたしました。
もう一つは勾配がきついRC屋根で、現在塗装がしてあるだけです。雨漏りもひどく雨漏りの場所も勾配がきついため上ってみることが出来ず断定はできませんが、概ね見当がつきました。「この現場に最適な工法は?」といろいろな工法を考えましたが、勾配のきつさから作業性が悪く、通常の工法だとかえって工事費が高くなるためちょっと特殊な工法で見積もりしました。本来この特殊な工法の方が工事費が高くなりますが、通常の工法で行った場合の施工性の悪さもあり、通常工法よりかえって安い見積もりとなりました。後々の雨漏りの心配もこの特殊な工法のほうが防水性能が高いため一石二鳥です。
防水改修工事は雨漏りの心配をなくすために行います。建物が違えばベストな防水の工法も変わってきます。「安く・早く」は大切ですが「安く・早く」工事ができても雨漏りが止まらなければ意味がありません。また雨漏り修理をしてすぐに雨漏りするようではかえって高いものにつきます。
まず「確実に雨漏りを止める」ことを優先に、その中でより「安く・早く」を実現できる防水工法を選択することが大切です。