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木造住宅のベランダ防水|雨漏り修理 メンテナンス

4月に入り、木造住宅のベランダ防水補修のご依頼・調査を複数戴いております。短い物は築8年、長いものは15年ほどのベランダ防水です。木造住宅のベランダにはFRP防水が最適です。FRP防水は強度+追従性があるため、比較的建物の動きが大きい木造住宅でも、きちんとした施工をしてあれば安心できる防水工法です。今回ベランダ補修をご依頼いただいたものは、

 

①経年劣化による「トップコートの劣化」のメンテナンス

外壁塗装や屋根塗装を定期的に行うのと同じで、FRP防水もトップコート(上塗り)を定期的に行う事で、防水層を保護し、長期にわたり防水性能を維持することができます。建物の立地条件(ベランダに屋根が有るか無いか、ゴミ、砂、落ち葉などがたまりやすいか等)によっても違いが出ますが、7年~10年に一回程度トップコートの塗り替えを行うことが大切です。メンテナンスをしてベランダ防水の寿命を延ばす費用は、漏水して下地からベランダ防水を直すのと比べればかなり低コストですみます。

 

②ベランダ防水施工不良による全面改修

新築時にベランダ防水の施工に不良があったため、ベランダ出入り口の掃きだしサッシの部分より漏水、下地の木材も水分を含んでいたため、下地木材の取替えをしてからFRP防水をしなくてはいけません。また、新築施工時に下地がぬれている状態で施工したケースも同様の工事が必要です。きちんとした工事をしていれば、ほとんどこのようなケースは起こりませんが、年間かなりの数のこのような補修工事をしています。大抵の場合、施工業者の技術不足か施工ミス、手抜き工事が原因です。

 

③ベランダ防水以外が原因の漏水

FRP防水自体、基本に忠実にせこうすれば、雨漏りの原因になる事はまずありません。多くのケースはベランダ周りの笠木、外壁、サッシ枠の施工不良でベランダの下地木材に水が周り雨漏りが発生します。ベランダの排水口をふさぎ、ベランダ全体に水を張ってみるとすぐにわかります。この場合原因となる部分の補修のほかに、下地木材の張替え、ベランダFRP防水のやり直しが最低限必要となります。

 

基本どおり適切な工事を行えば、FRP防水のベランダは7~10年毎のトップコート塗り替えで何十年も雨漏りの心配なくご使用できます。建物を長持ちさせ、万が一の漏水を防ぐのには、新築時のきちんとした施工と、定期的なメンテナンスが大切です。