梅雨 雨漏り対策|ゲリラ豪雨
今週、鹿児島、熊本、岩手県、千葉、群馬などでは大雨や突風による被害がでました。群馬のダウンバーストによる被害はチョッと信じがたいほどの規模でした。何年か前に見た竜巻を題材とした映画の映像を思い出してしまいました。最近の災害をみていると、雨量や風速など以前と比べ、短時間に、しかも激しい(雨量や風速など)天候によるものが多くなってきました。屋根材や外壁材、樋などは、耐風圧や雨量などを計算して設計されていますが、以前の耐風圧や雨量の設計値を超えるような天候になっているのかもしれません。しかも気象変化自体も急激に起こります。
そんなことで、これからの時期大雨に対する事例をチョッと・・・
軒樋清掃
以前、ガイナ内装をさせていただいたお客様から
「瓦に草が生えている。軒天にも濡れたあとがあるので屋根をチェックしてほしい。」と連絡を頂きました。屋根の様子を見させていただくと、屋根の形はきわめてスタンダード、きちんとした仕事をしてあるように見えます。問題の部分を見てみると、瓦屋根ではなく軒樋に草が生えています。軒天のぬれた部分もどうも軒樋からあふれた雨水が軒天に伝わりぬれてしまったようです。これから梅雨を迎えるにあたり、軒樋の清掃を行い雨水の流れを良くしました。せき止められていた部分もスムーズに雨水が流れる様になったと思います。
鳥が運んだのか?軒樋に見事に草が生えています。
また、以前弊社で外装のリフォームをさせて頂いたお客様より
「知り合いが外装のリフォームを考えているので、ちょっと相談に乗ってほしい。」
とご連絡を頂きました。外壁の塗装と屋根の部分改修(少し雨漏りをしているとのこと)と工事のご要望をお伺いし、建物をチェックさせていただきました。外壁の一部に雨漏りの形跡があり、調べてみるとやはり雨が侵入しています。原因はサイディングと塗り壁の継ぎ目部分のようです。塗り壁部分を更に見てみると
庇と塗り壁の取り合い部分の水切れが悪くボロボロと崩れる状態です。
庇横葺屋根の勾配不足も水の切れを悪くしているようです。極力塗り壁に水が当たらないように処置しました。
今回ご紹介した2例ともこれから雨量の増える梅雨時や台風時に。
思わぬ漏水を起こす原因になる可能性もあります。大雨になる前のチェック&処置で雨漏りを未然に防ぐ事もできると考えます。チョッとおかしいかも?と感じたらお気軽にご相談ください。