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ベランダ防水 リフォーム 様々なケースその1|FRP防水  

 今年のゴールデンウイークもあっという間に終わってしまいました(泣)。真夏日を記録したり、強風が吹いたり・・・

 強風といえば、4/30の朝、家のベランダを何気なくみたら、洗濯物が風にあおられて飛びそうで、あわてて取り込みました。最近、強風にあおられ足場が崩れる事故のニュースを頻繁に目にするので、現在工事中の現場の足場が気になり、確認に行ってきましたが思ったほど風の影響はなく一安心、天気予報でも午後には風も収まるとのことで、ゴールデンウイークの続きを楽しみました。

 

 5月に入り、天候も良くなったからでしょうか、木造住宅ベランダ防水の改修工事のご依頼を多く戴いております。ベランダ防水の改修といっても、トップコートの塗り替えだけで済むケース、防水層から修繕しなくてはいけないケースでは、工事価格も工期もまったく違ってきます。

 

・トップコート塗り替えのみの場合

FRP防水はボートやプール、貯水槽などに使用されているように、非常に

強度の高い防水工法です。比較的建物の動きが大きい木造住宅のベランダには最適な工法です。地震など非常に大きな負担がかからず、きちんと基本どおりの施工さえしてあれば、トップコートの定期的な塗り替えだけで、防水性能を維持することが可能です。トップコートの塗り替え時に防水層の劣化部分の修繕を行う事で、大掛かりな改修工事をすることなく、住宅を解体するまで防水性能発揮します。

トップコートの塗り替え目安は7~10年(建物の立地条件、環境によります)を目安に行うことをお薦めしています。日当たりが良い、強風の影響を受けやすい、ゴミ・砂・落ち葉などがベランダにたまりやすい等の条件の場合、劣化スピードも早くなります。トップコート表面のツヤが無くなったり、割れ・剥がれが出てきている場合は、早めの塗り替えをお薦めします。

トップコートのひび割れPH

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

《トップコートの割れ》

 

経年劣化クラック

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

《トップコートのはがれ》

 

・ベランダ防水層から改修の場合

 ベランダFRP防水層は、下地コンパネに密着していることにより、強度を発揮します。もしベランダを歩いていて、防水層がペコペコ動く、浮いていると感じた場合は、防水層の部分的な貼りなおしが必要です。FRP防水は部分的に貼りかえられることが特徴のひとつでもあります。貼りなおしても防水層に継ぎ目ができないため、漏水の心配がありません。ただし、2~3mm程度の厚みがあるため、部分改修した部分を良く見ると、段差がわかる場合があります。

 この「FRP防水層の浮き」の原因でまず考えられるのが、「新築時のFRP防水層接着不良」です。プライマー塗布の工程を抜いていたり(手抜き工事です)、下地木材が水分を多く含んでいた場合などに起こることが多くあります。

防水層浮

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

《FRP防水層の浮き部分を撤去した写真》

 

また、某FRP防水メーカーのある特定の商品でこの現象が多発したこともあったように聞いておりますが最終確認は取れていません。上の写真は、下地コンパネ継ぎ目に雨水がたまっており、乾燥不十分の状態で施工されたと考えられます。

 

ここまでは部分的な改修で済むケースですが、FRP防水層全面新規に貼りなおさなければならないケース、下地コンパネから貼りなおさなければならないケースもあります。

こちらのケースは次回にします。